慰謝料の額はネットで手に入れにくい理由
1. ケースごとに大きく異なる
慰謝料の額は、状況や事案ごとに異なるため、一律の基準がありません。例えば、不貞行為の慰謝料でも、婚姻期間、子どもの有無、相手の態度(反省の有無)、経済状況などによって金額が変わります。そのため、ネット上に「正確な金額」を示すのは難しく、一般的な相場しか掲載されません。
2. 裁判例の情報が限定的
裁判所が出した判決の中には慰謝料額を明示しているものもありますが、すべてが公開されるわけではありません。また、個別の判決を探しても、類似の事例を見つけるのが難しいため、確実な金額を知るのは困難です。
3. 弁護士が個別相談を推奨するため
弁護士事務所のサイトでは「慰謝料の相場」についての情報を掲載していることが多いですが、具体的な金額は「個別相談で決まる」としている場合が多いです。これは、法的アドバイスの提供がビジネスモデルになっているためでもあります。
4. 交渉次第で変動するため
慰謝料は話し合い(示談交渉)や裁判の結果によって決まります。そのため、同じようなケースでも請求する側の主張や証拠の強さ、相手の支払い能力などで金額が変わります。ネットで一律に「いくら」と示すのが難しいのはこのためです。
5. 裁判所の基準が非公開の場合がある
裁判所は慰謝料の算定基準を明確に公開しているわけではなく、過去の判例や弁護士の実務経験に基づいて算出されることが多いです。そのため、一般の人がネットで簡単に調べるのは難しいです。
結論
ネット上では慰謝料の「大まかな相場」は分かるものの、具体的な金額は個別の状況によるため、詳細な情報は弁護士相談が必要になるケースが多いです。